アルゼンチンでのミュージカル鑑賞の話。
アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスで”EVA”というミュージカルを観て来ました。 EVAとは、マドンナが主演した映画でもおなじみの、アルゼンチン国民に今も愛される伝説のファーストレディ:エビータこと「エバ・ペロン」のことです。
せっかくなので、現地の人に聞いたエビータと日本との関係について・・。 エビータは夫のペロン大統領と共に、アルゼンチン国民のために政治を動かした人物として知られていますが、エビータ自身も地方の貧しい家に育った娘で、昔日本人の家庭でベビーシッターをしていたことがあるそうです。その日本人家族がエビータによくしてくれていたので、日本人には好感を持っていたそうですが、第二次世界大戦中、半ば強制的にアルゼンチンも戦争に参加していましたが、もう勝ち目がないのが分かっている日本には食糧も、物資も不足しているのを知っていたエビータは、自身の財団で粉ミルクや毛布を用意し、アメリカにいた日本人を通して、こっそり戦時中から日本に物資を送っていたそうです。当時、アルゼンチンからの支援だとアメリカに知れてしまったら、大変なことになったのですが、その危険を承知で支援をしてくれていたのがエビータだったそうです。もちろん、戦後もすぐに援助してくれたのもアルゼンチンでしたよね。 たくさんの人がアルゼンチンからの粉ミルクで育ったんですね。エビータに感謝です。
Broadwayとは行きませんが、ブエノスアイレスにも、劇場が連なる通りがあります。そのなかにあるひとつで、建設されて80年も経つ歴史ある劇場で”EVA”を観ました。 とりあえず、良かったです。 なんていうか、アルゼンチンを感じられる一作でした。
今まで見たミュージカルと比べて一番印象的だったことは、言葉を理解出来ないことに一切違和感を感じさせられなかったことです。全編スペイン語で、言ってること自体は全然分かってないはずなのですが、ストーリー展開が複雑でなかったせいもあるかも知れませんが、自然にストーリーに引き込まれていました。うたやダンスがお芝居の中に自然に入ってくる感じで、何処までがうたで、ダンスで、というボーダーが感じられず、全てが一体化している感じが観ていてなんとも気持ちよかったのです。うた、ダンス、演出全てが、無駄な派手さはないものの芯はしっかりしていて、かなり鳥肌立ちました^^^カッコよかったです!
そしてうたも、ダンスも美しく、力強くこなす主演のNacha Guevaraという女優さんは68歳だと聞いて・・・
美輪さんが言う「年齢=ただの数字」という言葉を目の当たりにした気になりました。もちろん、いろんな努力はされているのでしょうが、いくら偉大な女優でも、人間ですからね(笑 いろんなことを年齢のせいにしてしまいそうな時が来たら、彼女のことを思い出して頑張りたいです!

最近のコメント